信号待ちのたびにアスファルトの照り返しでジワジワと体温が上がっていく。

フルフェイスのヘルメットとグローブ、プロテクター入りのジャケットで完全防備しているぶん、真夏のバイクは「暑さとの我慢比べ」になりがちですよね。

私自身、普段の仕事で屋外に出ることが多く、もともと暑さ対策グッズにはアンテナを張っているタイプです。

そこに最近バイクに乗り始めたことで、「屋外仕事の暑さとはまた違う、バイクならではの暑さのしんどさ」を実感するようになりました。ヘルメットやジャケットで体が密閉される感覚は、屋外作業とはまったく別物の不快感で、これは何とかしたいと思ったのがこの記事を書くきっかけです。

今回は実際に自腹で購入して、実際のツーリングで使ってみた暑さ対策グッズを5つ、良かった点も正直微妙だった点も含めて本音でレビューします。

これから夏の暑さ対策グッズを揃えようと思っている方の、失敗しない買い物の参考になれば嬉しいです。

フェニ丸くん

最近の暑さは尋常じゃない

Ace

その為にも暑さ対策は必須だね

【本音レビュー】実際に買った暑さ対策グッズ5選

1. 接触冷感インナー(ワークマン/冷感コンプレッション 長袖クルーネック)

ワークマン公式:冷感コンプレッション 長袖クルーネック

まず土台として揃えたのがこのインナー。本体はナイロン85%・ポリウレタン15%、脇部分はポリエステル80%・ポリウレタン20%のメッシュ生地で、接触冷感素材を採用したタイプです。縫い目がフラットシーマー仕様になっているので、空調服の下に着てもゴロつきにくいのが地味にありがたいポイントでした。

【関連商品】 今回実際に使ったのはワークマンの商品ですが、同じように接触冷感・コンプレッション・UVカットを備えた長袖インナーとして、バートルの接触冷感インナーもチェックしてみてください。空調服の下に着るインナーとしても人気の定番です。

良かった点

  • 着た瞬間はそこまでひんやりとした感じはないものの、汗をかいてくると涼しさを感じやすい
  • 夏はライディングジャケットを着ず、空調服のインナーとして着用。ファンの風と合わさることでさらに涼しく感じられ、相性は抜群でした
  • タイトフィットで、ジャケットに限らず空調服の下でもモコモコしない

正直微妙だった点

  • コンプレッション(着圧)タイプなので、締め付け感が苦手な人は少しキツく感じるかもしれません
  • 走り出す前など汗をかいていない状態だと、正直「ひんやり」を強く感じるほどではない

長時間のツーリングでは、走り始めのひんやり感を期待するというより、汗をかき始めてからの快適さを底上げしてくれるアイテムとして使うのが現実的だと感じました。

2. 接触冷感アームカバー(ワークマン/クールコア(R)冷感 アームスリーブ)

ワークマン公式:クールコア(R)冷感 アームスリーブ


グローブと袖口の間で日焼けしやすい腕まわり対策として購入。COOLCORE(R)という気化熱を利用した冷却素材が使われていて、汗などで生地が水分を含んでいる間は冷却効果が持続するのが特徴です。

【関連商品】 今回実際に使ったのはワークマンの商品ですが、同じように接触冷感・コンプレッション・UVカットを備えたアームカバーとして、バートルの接触冷感インナーもチェックしてみてください。私服でバイクに乗るときやランニングでも使用できます。

良かった点

  • 汗をかいた状態で走行風を受けると、はっきり「涼しい」と感じられる
  • 着脱がしやすく、休憩のタイミングでサッと外して調整できる
  • UVカット・吸汗速乾もついていて、日焼け対策としても優秀

正直微妙だった点

  • 信号待ちなど風が止まる場面では冷却の持続を感じにくい

走行風があるツーリングでこそ真価を発揮するアイテムという印象で、渋滞メインの通勤用途だと少し評価が変わりそうです(※空調服を導入した場合の考え方は後述します)。

3. 接触冷感レッグカバー(バートル レッグカバー 4096)

夏はプロテクター入りの長いライディングパンツではなく、半ズボンで走りたい派。ただ、太もも〜ふくらはぎがむき出しだと日焼けや飛び石が気になるので、防護と冷感を両立できるアイテムとして導入したのがこちら。素材はポリエステル92%・ポリウレタン8%で、フリーストレッチ・接触冷感・UVカット・吸汗速乾と機能が揃っています。

良かった点

  • レッグカバー自体が日焼け・防護の役割を果たしてくれるので、長ズボンではなく半ズボンと合わせられる。太もも周りの通気性が上がり、長ズボンよりも涼しく走れる
  • ストレッチが効いているので、シフト操作や足つきの動作を邪魔しない
  • パンツの内側にも消臭テープがあり、汗のニオイが気になりにくい

正直微妙だった点

  • サイズ選びがシビアで、太もも周りがきついと感じる人もいそう

サイズさえ合えば、半ズボンと組み合わせて防護と涼しさを両立できる、コスパの良いアイテムだと感じました。

4. アイスベスト(ワークマン/タルテックス アイスベスト アイスパック4個付)

ワークマン公式:タルテックス アイスベスト(アイスパック4個付)

今回紹介する5アイテムの中で、体感的に一番「買ってよかった」と感じたのがこのアイスベストです。凍らせたアイスパックを背中2ヶ所・脇2ヶ所のポケットにセットしてバックルで留めるだけというシンプルな仕組みですが、効果は段違いでした。

【関連商品】 今回実際に使ったのはワークマンの商品ですが、同じ仕組みのアイスベストとして、クーリングベストもおすすめです。保冷剤のポケットが5ヶ所とワークマン版より1つ多く、空調服のインナーとして使う人にも人気があります。

良かった点

  • 体の中心(体幹)を直接冷やすので、他のインナー系グッズとは涼しさのレベルが一つ違う
  • パワーメッシュ素材でベスト自体は軽く、フィット感も調整できるので走行の邪魔にならない
  • 着脱がバックル式で簡単。休憩のたびにアイスパックを交換すれば効果を保てる
  • 付属のアイスパックは普通の保冷剤より溶けにくく、体感的に2倍近く持つ印象
  • 空調服と合わせて着ると相性抜群で、ファンの風とアイスパックの冷たさが合わさってかなり快適

正直微妙だった点

  • 普通の保冷剤よりは持つとはいえ、猛暑日はさすがにアイスパックも溶けていくので、真夏のロングツーリングでは予備の保冷剤を用意しておくのがおすすめ。

正直、単体のインナーやカバー類よりも即効性と持続力があり、「今日は本当に暑い」という日にこそ真価を発揮するアイテムだと感じました。長距離のツーリングでは、家を出る前に予備のアイスパック(または保冷剤)を凍らせて持っておくのがおすすめです。

5. 空調服(BURTLE 30V エアークラフト AIRCRAFT フルセット)

正直、この記事を書きながら「一番の当たりはこれかもしれない」と気づいたのが空調服です。ファンとバッテリーがセットになった半袖タイプで、ジャケットの代わりにこれ1枚で走るようになりました。フードは取り外しができるものがオススメ!

良かった点

  • ファンで取り込んだ風が服の中を巡回するので、他のどのアイテムより涼しさの底上げ効果が大きい
  • 接触冷感インナーやアイスベストと組み合わせると、風で汗を飛ばしつつ体幹はしっかり冷やせるので、真夏でも走るのが苦にならなくなった
  • 袖口からも風が抜けるので、腕まわりまでしっかり涼しい

正直微妙だった点

  • 本体・バッテリー・ファンのフルセットで2万円ほどと、他の4アイテムに比べると初期費用がかなり高い
  • ライディングジャケットのような防風性やプロテクション(転倒時の保護など)はないので、雨天時や長距離高速道路の走行では従来のジャケットのほうが安心な場面もある
  • バッテリーの充電・管理という一手間が増える
  • 猛暑日はただ熱風が巡回するだけなので保冷剤を入れるなど工夫が必要

値段だけ見ると手を出しづらいですが、真夏の暑さと本気で向き合いたいなら、間違いなく効果を実感できる投資だと感じました。

5アイテム比較表

アイテム価格の目安主な機能涼しさの実感こんな人向け
接触冷感インナー980円(販売店により変動)接触冷感・コンプレッション・脇メッシュ△(汗をかいてから涼しさを感じやすい)着用感を邪魔したくない人、まず1枚試したい人
接触冷感アームカバー780円(販売店により変動)COOLCORE気化冷却・UVカット・反射材△(走行風がある時)腕の日焼けが気になる人、渋滞より流れの良いツーリング派
接触冷感レッグカバー1,800円前後(販売店により変動)接触冷感・ストレッチ・UVカット・消臭△(走行風がある時)半ズボンでも脚の防護と涼しさを両立させたい人
アイスベスト3,500円(販売店により変動)保冷剤による直接冷却〇(体幹からしっかり涼しい)猛暑日のロングツーリング、体調不良が心配な人
空調服23,000円前後(フルセット、販売店により変動)ファン送風による全身冷却◎(服の中全体が涼しい)本気で暑さ対策したい人、初期投資をかけられる人

全身揃えるとこんな感じです。

【本音】空調服と組み合わせると最強だった話

今回紹介した4アイテムは、単体で使うより空調服と組み合わせたときの快適さが段違いでした。ファンで取り込んだ風が服の中を巡回することで、接触冷感インナーの涼しさが底上げされますし、アイスベストと合わせれば「風で汗を飛ばしつつ、体幹はアイスパックでしっかり冷やす」という、暑さ対策としてはほぼ最強の組み合わせになります。正直、この2つを揃えてからは真夏のバイクに対する苦手意識がかなり減りました。

ちなみに、空調服を導入するなら接触冷感アームカバーはなくても良いかもしれません。空調服の風は袖口からも抜けていくので、腕まわりはそれだけでかなり涼しくなります。アームカバーが活きるのは、あくまで空調服を着ない場面(半袖インナー1枚で走る日や、日焼け対策を優先したい場面)だと思うので、これから揃える場合は「空調服+インナー+アイスベスト」を軸にして、アームカバーは必要に応じて追加する、くらいの優先順位で考えて良さそうです。

グッズ選びで失敗しないための3つの基準

暑さ対策グッズは種類が多く、何を基準に選べばいいか迷いますよね。私が実際に選ぶときに重視したのは以下の3つです。

  1. 接触冷感・UVカット機能があるか:触れた瞬間にひんやりする素材かどうか。長時間の日焼けを防げるかも重要。
  2. ジャケットの下に着てもかさばらず、蒸れにくいか:厚みがあると逆に暑くなってしまうので、薄手でストレッチが効くものを優先。
  3. 価格と耐久性のバランス:毎年買い替える前提なら、高機能すぎるものより手頃な価格で気軽に試せるもののほうが続けやすい。

この3つを踏まえて、実際にアイテムを購入しました。

こんな人におすすめ

  • これから初めて暑さ対策グッズを揃える人:まずは接触冷感インナー1枚から試してみると、コストを抑えつつ効果を実感しやすいです。
  • ロングツーリング派:休憩のたびにアイスパックを交換できるアイスベストの効果が一番大きく感じられるはずです。予算に余裕があれば、空調服との組み合わせが一番おすすめです。
  • 通勤・街乗りメインの人:渋滞で走行風が止まりやすいので、アームカバーやレッグカバーの冷却効果は限定的になりがち。インナー+アイスベストの組み合わせのほうが安定して涼しさを感じられると思います。

今すぐ揃えておきたい理由

暑さ対策グッズは、気温が上がりきってから探すと「人気カラー・サイズが売り切れ」ということが起こりがちです。特にワークマンの人気アイテムは店舗によって在庫にバラつきがあるので、梅雨明け前〜本格的に暑くなる直前のタイミングで揃えておくのが安心です。

何より、熱中症は「まだ大丈夫」と思っているうちに一気に体調を崩すことがあります。ツーリング先で体調不良になると、楽しいはずの時間が一気に台無しになってしまいます。装備への投資は、安全にツーリングを楽しむための保険だと思って、早めに準備しておくことをおすすめします。

フェニ丸くん

備えて外に出ると楽しそうだね

まとめ

今回紹介した5アイテムを実際に使ってみて感じたのは、それぞれ得意な場面が違うということです。

  • サッと涼しさを感じたいなら接触冷感インナー
  • 走行風がある道中の腕の暑さ・日焼け対策にはアームカバー
  • 半ズボンでも脚の防護と涼しさを両立したいならレッグカバー
  • 猛暑日の体調管理にはアイスベストが圧倒的
  • 本気で暑さ対策をしたいなら空調服が最強

どれか1つで完璧、というものはなく、組み合わせて使うことで真夏のツーリングでもかなり快適に走れるようになりました。これから暑さ対策グッズを揃える方は、まずは手頃な接触冷感インナーやアームカバーから試してみて、本当に暑さと本気で向き合いたくなったら、2万円ほどする空調服を切り札として導入する、という順番がおすすめです。

安全に、そして快適に、この夏もバイクを楽しんでいきましょう。

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Ace
インフラ関係で10年以上勤務の30代会社員 資産形成×副業で経済的自由・漢を磨く成長記録 運用資産240万円|年間配当6万円 NISA・高配当株・ブログ運営 40歳までに資産5,000万円を目指す